新潟県三条市で国勢調査員証の紛失が発生
新潟県三条市内で、国勢調査員が国勢調査の活動中に国勢調査員証を紛失する事案が発生した。24日に新潟県と三条市が発表した。
9月14日、調査員が調査に出る際、調査員証が無いことに気づいた。その後、23日に調査員が三条市に紛失した旨を報告。24日に三条市から県に調査員証の紛失を報告し、三条警察署へ遺失届を提出した。
国勢調査員証「第161号」(縦74.25×横105ミリ)には、「調査員の氏名」、「任命期間:令和2年8月14日から令和2年11月13日まで」、「総務省統計局長(公印あり)」の記載があるほか、左側に調査員の顔写真が貼付してある。国勢調査員が調査書類の配布時・回収時に携帯するもので、相手方の求めに応じて提示し、調査員であることの身分を確認するために使う。紛失した国勢調査員証「第161号」は無効となっている。
新潟県や三条市では、紛失した国勢調査員証が統計調査を装った「かたり調査」に悪用されるおそれがあることから注意を呼びかけている。また不審な調査活動などに気づいた際は、県統計課または近くの市町村統計主管課に連絡がほしいという。
なお国勢調査では、銀行口座の暗証番号やクレジットカード番号を聞いたり、書類に捺印を求めたりすることはない。
県によると、県内に国勢調査員は1万人強いるという。
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