新潟県三条市の國定市長が辞職届を提出
市長辞職を表明していた新潟県三条市の國定勇人市長は25日、三条市議会の佐藤和雄議長辞職届を提出した。その席で、國定市長は、「(手続き上)10月14日まで一応は市長でありつづけるが、事実上今日で辞職という形になる」と話した。また、その後開かれた三条市議会で挨拶へ立ち、「自分は市長として、その時考えられる最善を尽くしてきたつもりだったが、私への評価は三条市民の皆様、あるいは未来の三条市民が決めること。また、このように議会が二元代表制の装置として形骸化せず、生々しくあり続けることこそが民主主義の在り方」と話した。
一方、國定市長は自民党の衆院新潟4区の公認候補となる支部長に内定していて、次期衆院選に挑むことになる。議会後、記者会見の席で、同じ4区で戦うことになる菊田真紀子氏(立憲民主党)について聞かれ、「自民党から白羽の矢を立てていただき、決めたからには全身全霊で身を投じていきたい。自分が菊田氏の背中にはまだ遠いが、少しでも追いつきたい」と語ったていた。
また記者会見では、「実際に動くのは市町村やその土地で働く人々であるが、それぞれの市町村や県だけではまったく成り立たず、やはり、国との協力が必要であることを市長として14年間やってきた中で実感した。そして、市町村と国のパイプ役となるのは議員である。市長としてやってきた経験を生かし、適切な相手との協力をしていきたい」と話していた。