中越運送株式会社(新潟市中央区)が新潟県南部産業団地(上越市)に進出
新潟県は25日、中越運送株式会社(新潟市中央区)が新潟県南部産業団地(上越市)に進出すると発表した。
県の資料によると、中越運送は昭和26年の設立で、運送業、倉庫業、通関業を手がける。南部産業団地には、上越エリア第二の物流拠点を開設するため進出するという。
場所は、南部産業団地C区画(上越市大字石橋新田ほか)で、購入面積は1万3,223.15平方メートル。設備投資額は約16億円(土地購入費を含む)。新規雇用者数は8名を予定しているという。
一方、中越運送の資料によると、同社では平成8年、上越市石橋に7,000坪の土地を確保し、特積み施設としてのターミナルに倉庫を併設して、事業展開を行っている。上越地区の取引先は化学工業製品のメーカーが多く、近年、生産量の増加や取扱商品の多様化に伴い、倉庫の増床、営業倉庫の開設の要望をする声が強くなっていたという。
こうした背景から、平成30年6月に、上越市石橋の既存施設「上越ロジスティクスセンター」の構内に冬季間の荒天時でも安定した作業が遂行できる、全天候荷さばき所を備えた約2,000坪の営業倉庫を増設している。
中越運送上越ロジスティクスセンター
さらに一昨年の業務開始当初から、上越地区に営業倉庫増床を含めた物流拠点新設を求める声が多く、加えて新たに危険物低温 倉庫建設の要請を受けたことから、上越地区に第二の物流施設を開設することにした。
新たに開設するのは、普通倉庫約2,000坪(1,000坪×2階建)、危険物低温倉庫約300坪(平屋建て)。
同社では上越地域の取引先に、多様なロジスティクスを提供していくほか、物流施設が直江津港に隣接することから港で荷揚げされ、上越地区の生産工場で使用される輸入原料についても、通関から保管、オーダーに応じた工場搬入まで、一貫した作業を提供していく。