新潟県長岡市でクマの人的被害が相次いだことを受け、県鳥獣被害対策支援センターが対策会議

新潟県鳥獣被害対策支援センターは26日、長岡市でクマによる2例目の人身被害が発生したことを受けて対策会議を開催したほか、市町村などに注意喚起を行った。

23日18時50分頃、長岡市北荷頃地内(栃尾地域)で20歳代の女性が帰宅時にクマに遭遇し、腕などを負傷、擦過傷を負った。また26日6時30分頃、長岡市人面地内(栃尾地域)で70歳代の男性が畑地で作業中にクマに遭遇し顔面などを負傷し病院に搬送された。両氏とも命に別状はない。

これを受け、新潟県鳥獣被害対策支援センターでは26日、対策会議を開催したほか、市町村などに注意喚起を行った。

新潟県鳥獣被害対策支援センターの資料によると、今年の山の木の実の成り具合は過去10年で最悪で、今年も昨年同様にクマの出没件数は多い。人身被害件数が16件(20名)と記録上もっとも多く発生した昨年と同程度またはそれ以上の被害が発生する恐れがあるそうだ。

出没件数から予想される人身被害者数は10人以上になっている(下の表参照)。

県報道資料より

新潟県鳥獣被害対策支援センターの資料によると、山間部だけでなく住宅地でもクマに十分注意する必要があるほか、明け方や夕暮れに被害が発生していることから特にこの時間帯には注意が必要という。

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