中越運送(株)が新潟県と南部産業団地の土地売買契約を締結
新潟県企業局の南部産業団地(上越市)に物流拠点を開設することになった中越運送株式会社(新潟市中央区)の中山元四郎代表取締役社長が29日、新潟県の桑原勝史企業局長を訪れ、進出協定と土地売買契約を締結した。
中越運送は昭和26年の設立で、運送業、倉庫業、通関業を手がける。南部産業団地には、上越エリア第二の物流拠点を開設するため進出するという。場所は、南部産業団地C区画(上越市大字石橋新田ほか)で、購入面積は1万3,223.15平方メートル。設備投資額は約16億円(土地購入費を含む)。新規雇用者数は8名を予定している。
契約の締結に先立ち、新潟県企業局の桑原局長は、「(中越運送は)国内外はもちろん海外でも事業を展開していて、県経済に大きく貢献していただいている。新型コロナウイルスで県経済が厳しい状況の中、この度、第二の物流拠点を南部産業団地に進出していただけることに心から御礼申し上げたい。県も地元上越市とともに、できる限り支援していきたい」と話していた。
中越運送の中山代表取締役社長は、「上越市には平成8年に上越市石橋に約7000坪の土地を確保してターミナルと倉庫施設を備えた物流拠点を設け
、地域のお客様と商売をさせていただいている。土地柄、化学工業製品のメーカーが多く、近年、お客様の生産拡大や商品の多様化が進んできていて、物流のニーズがより多様化している。こうした中、増新設や営業倉庫の新設などの要望をいただいていて、平成30年に石橋に2階建の倉庫と降雪時でも作業ができるスペースを設けた。さらに新設や低温倉庫の建築などの要望を受け、いろいろ検討し、新施設を建設することにした。上越市の経済に少しでも貢献できればと考えている」などと話していた。
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