新潟県燕市がコミュニティバスの実証運行、鈴木力市長が定例会見で説明
新潟県燕市の鈴木力市長は30日、定例会見を開き、タクシー・自動車運転代行に使えるクーポン券、LINEを活用した情報発信、燕市産農作物の販売促進キャンペーン、コミュニティバスの実証運行、神宮球場(東京)での「燕市DAY」開催などについて発表した。
このうちタクシー・自動車運転代行を利用の際に使えるクーポン券は、新型コロナウイルス感染症緊急対策第3弾「11Again」の一つである「交通事業者応援クーポン券」で、広報つばめ10月1日号で発行する。
飲食デリバリーなどに使える「燕応援フェニックスクーポン券」を今年8月に発行したが、それほどタクシー・運転代行の利用に繋がらなかったことから、直接タクシー・運転代行に使えるクーポン券を発行することにしたもの。広報つばめ10月1日号に500円券を4枚掲載する(使用できるのは1回の乗車につき1枚)。使用期限は来年2月28日。
現時点で、利用可能な事業者は市内12業者で、「運転代行会社がもう少し増えるかもしれない」(鈴木市長)という。なお、クーポン券取扱事業者は令和3年2月1日まで随時募集している。
一方、コミュニティバスの実証運行については、10月1日から来年9月30日まで燕駅と新生町を結ぶルートで運行する。
現在、燕市では、市内循環バス「スワロー号」のほか、スワロー号が走行しないエリアをカバーするため、予約制乗合ワゴン車「おでかけきららん号」を運行している。だが、「おでかけきららん号はニーズがあり予約が取りにくい」(鈴木市長)ことから、人口の集中度が高い燕地区でコミュニティバスの実証運行を開始することにした。「1年間実証運行を行い、10便な利用ニーズがあれば正式ルートにする」(同)。