有限会社アリス(新潟県佐渡市)の破産手続開始決定
有限会社アリス(新潟県佐渡市、資本金2,000万円、安藤一夫社長、従業員5名)は9月18日、新潟地裁佐渡支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には、傳田真梨絵弁護士(佐渡かんぞう法律事務所)が選任された。負債総額は約4,000万円。
1980年8月創業、1986年1月に法人設立された婦人服製造会社で、県外のアパレルブランドからの受注を主体とした製造下請を事業としていた。主力先から安定した受注を得ていたものの、各ブランド側の海外への生産シフトや需要減少から、受注は徐々に縮小を辿り、2019年12月期の売上は1,300万円にまで減少して損益も悪化し、資金繰りも厳しい状態にあった。
そのような中、新型コロナウイルス感染拡大の影響により主力先からの受注が大きく減少、代表が体調不良であったことも重なり、事業継続を断念して、5月には事業を停止していた。