新潟寄港を週2便に増便、新潟県が神原汽船株式会社(広島県)の中国航路増便に関する記念式典
新潟県は11日、神原(かんばら)汽船株式会社(広島県)による中国航路増便に関する記念式典を新潟東港で開いた。
神原汽船は、中国航路に関してこれまでの新潟寄港を週1便から週2便に増便する。新潟県にとって、輸出のリードタイムが短くなるのがメリットだが、輸出は紙関係が多く、輸入はホームセンター用品が多いという。
中国では大連、青島、上海に寄港し、日本には新潟のほか、富山、小樽、金沢に寄港する。この日、新潟東港に停泊していた船は、プロアクティブアース(総トン数9,972トン)という船で、中国航路は、ほかの2隻を含む3隻体制で運航する。
新潟県交通政策局の佐瀬浩市局長は「新潟東港は、人流の西港に対し、物流の東港として、日本海側最大のコンテナを扱う拠点だ。新潟への寄港が週2便に増えることは、サービスの向上に繋がる。県は、新潟県の花角英世知事による東京でのトップセールスのほか、ポートセールスも行っている」と話した。
神原汽船株式会社の岡利行取締役は「新潟は取扱量が多く、ポテンシャルがあると考えていた。増便することで、お客様の利便性が向上する」と話した。