公明党新潟県本部代表に志田邦夫氏が再選、「衆院解散はいつ来てもおかしくない」
公明党新潟県本部は10日、第13回公明党新潟県本部大会を開催し、県本部代表に志田邦男氏(元新潟県議会議員)を再選した。志田氏は挨拶のなかで、「衆議院はいつ解散してもおかしくない。今後とも国民のための安定した政治を行うためにも、大勝利を勝ちとらなくてはならない。しかし今回はコロナ禍で、これまでの地方の視点を生かした国会での実績を有権者へ十分に伝えることができず、かつてない厳しい選挙戦が予想される。何としても、北陸信越ブロックで議席を確保しなければいけない」と衆院選への意気込みを語った。
大会は冒頭以外非公開だったが、主に新県本部役員人事の発表や、決算報告案などが話し合われたという。
大会終了後、取材に応じた志田氏は、「衆議院選挙は今後1年以内に確実に行われるため、大会で話題に上がっていた。自民党の候補者の話は、現状ではまだ何も聞いていないため、我々としてはまず比例区を優先していくが、自民党と気持ちよく協力し、連立政権を強固に安定させていかないといけない」などと話していた。
また自身の県本部代表の再選については、「選挙も近いため、経験を生かして県本部代表をやってくれ、と言われた。しかし次の世代にも経験を積ませてバトンタッチしていきたい」と話していた。
党幹部として大会に出席した衆院議員の太田昌孝氏も取材に応じ、「新型コロナ、あるいは少子高齢化などへの政策をしっかりと訴え、有権者の方々の耳にどれだけ届けられるかが勝負と話した。また、菅内閣での公明党の役割について尋ねられ、「自民党は大きな方向性を決める力があるため、公明党はこれからも一貫して、(連携政権の一員として)現場の声を議会へ届けることが役割だと考える」と語った。