『すべての子どもを守っていきたい』マック鈴木氏が新潟県三条市のM&Aセミナーで講演
株式会社つばさM&Aパートナーズ(新潟県燕市)と、つばさ税理士法人(新潟県燕市)は16日、新潟県三条市で「それぞれの視点から見るM&Aセミナー」を開催し、元メジャーリーガーのマック鈴木氏が講演を行った。
今回の講演は、セミナーにゲストとして招かれた、株式会社ヒカリ食品の中山大(たかし)代表取締とマック鈴木氏が旧知の仲ということで、中山大代表取締役がマック鈴木氏に声を掛け、実現したという。
マック鈴木氏は、日本野球界を経由せず、メジャーリーガーになった初の日本人選手で、2011年に帰国し、現在は、メジャー日本プロ野球界、アマチュアなど野球界全体に携わる傍ら、新潟市東区で「株式会社マックブランド」を立ち上げるなど、実業家としても活躍している。
マック鈴木氏は、16歳で単身アメリカに渡った話を語り、現地で体験した苦労した話や金銭事情を、冗談を交えながら話していた。そして、現役を退いた後、セカンドキャリアとして会社を設立し、現在3社を運営している。
メジャーリーガーの金銭事情について話し、日本球界とメジャーリーグの年金制度の違いや、考え方の違いを解説した。プロ野球選手を引退した後、マック鈴木氏は新潟で「爪切り」の奥深さに触れ、現在は「株式会社マックブランド」を立ち上げ、販売を行っている。子どもに対しての衛生的な観点から爪を切るという行動の重要性を説明し、「野球選手を守るとか、野球をやってる子どもたちを守るというだけではなく、すべての子どもを守っていきたいと思い、この爪の事業を展開していきたいと思っている」と語った。
マック鈴木氏は、月に1回から2回ほど新潟を訪れており、自身のYOUTUBEチャンネルの撮影や会社の運営を行っている。講演後の取材で、マック鈴木氏は、「爪切りというのは予想していなかったけど、自分の経験や知識をビジネスとして活かせると思う。会社経営のことをしっかり勉強すると、会社ってずっとやっていかなければいけないというものではないというのがわかってくる。だから、今回のM&Aみたいな手法で会社を売るということも1つの選択肢だと思う。これからも色々と新潟で事業を拡大していけたらなと思う」と語った。