だし製造販売のフタバが家庭用ブランドの県内1号店をオープン
家庭に「旨み」をもたらす100アイテムなどを販売
ダシパックや鰹節の製造販売を行う株式会社フタバ(三条市)は今月17日、家庭用ブランド「ON THE UMAMI(オンザウマミ)」の直営店「ON THE UMAMI本店」を三条市西本成寺にオープンする。昨年11月にオープンした新宿マルイ本館店(東京)に続く2店舗目で、県内では初店舗となる。同社では今後も東京などを中心に年1店舗のペースで新店をオープンしていきたいという。
同社では60年前に業務用ダシの製造を開始。これまでに誰でも簡単にダシが引ける「ダシパック」を開発したほか、研究部門が中心となり科学的な分析アプローチを用いて品質が一定になるノウハウを蓄積してきた。オンザウマミは、そうしたダシ製造のノウハウを活用して2017年3月に、家庭用のダシ商品のブランドとして立ち上げた。
立ち上げ後はオンラインショップや、東京の店舗で販売してきたが、新店舗は、それに続く販売網。西本成寺にある中央研究所(研究室&工場)の一角を改修してオープンする。全面ガラス張りで店舗面積は7坪。「だしパックセット」(鰹と昆布、鶏、いりこ、あご、野菜など)、「ご飯のお供」(神楽南蛮味噌、しょうゆ粕など)、「だし茶漬け」、「炊き込みご飯の素」(糸魚川市能生町の紅ズワイ蟹を使ったかにめしご飯の素など)、「パスタソース」などの加工品、「調味料」、「ギフトセット」など100アイテムを販売する。
また、新宿マルイ本館店で評判を得ている、「UMAMIソフトクリーム(長岡市の加勢牧場で生産されるガンジー牛乳と3種類の昆布だしを合わせたソフトクリーム、400円~)」、「ハンドドリップだし(ドリップコーヒーの“だし版”、200円~)」もあり、店内で食べることができる。
一方、今後は、来年4月をめどに、本店に研究室を見学できるオープンファクトリーを開設するほか、カフェ、料理教室、ワークショップを新設する計画だ。
また新潟県産の雪下人参を使ったドレッシングなど新商品を順次投入していくという。