「勝どきを揚げよ」新潟県長岡市で映画「峠 最後のサムライ」の公開初日イベントが開催

長岡地域振興局は17日、新潟県長岡市のリバーサイド千秋で、映画「峠 最後のサムライ」の公開初日を記念して、長岡藩士の格好でT・ジョイ長岡からリバーサイド千秋内を練り歩いた。練り歩いたのは、河井継之助に扮した長岡地域振興局の伊野智彦局長と長岡地域振興局の職員などで、総勢11人が隊列を組んで歩いた。

映画「峠 最後のサムライ」は、2018年に長岡市(新潟県)などで撮影が行われ、6日に主役の河井継之助を演じた俳優の役所広司氏や監督・脚本の小泉堯史氏らが、舞台挨拶と先行上映会を行った。今回は、17日から映画が全国公開されるのを祝してイベントが開催される運びとなった。

伊野局長扮する河井継之助の「勝どきを揚げよ」の声に応え、「進発じゃ」の掛け声でいっせいに歩を進め、11人で施設内を練り歩いた。T・ジョイ長岡からリバーサイド千秋内をぐるりと一周回り、映画のパンフレットの配布やリバーサイド千秋を訪れていた子どもと握手を行い、映画のアピール活動をして回った。

長岡市が生んだ幕末の英傑・河井継之助に関する興味を高め、映画鑑賞やゆかりの地への誘致などにつなげたいという狙いのもと、今回の企画は考案された。長岡藩士に扮した参加者たちは模造刀を携えて、合図とともに抜刀し、勝どきを揚げていた。イベントが始まった冒頭は少し照れくさそうな様子が続いたが、時間が経過するたびに悠然と行進をし、隊列を乱すことなく練り歩いた。行進する姿に、リバーサイド千秋に訪れていた人は次々に振り向いて、隊の行進を眺めていた。

また、T・ジョイ長岡の中には、実際に映画で使われた衣装や、映画で使われたガトリング砲などの大道具も展示されてあり、映画の世界観を味わえるようになっている。

伊野局長は出発セレモニーの後の取材で、「映画から河井(継之助)の心情を皆様にくみ取ってもらいたいなと思う。監督さんも言葉に色々な思いを込めたといっていたので、ぜひ映画をみてもらって、それぞれの思いを抱いてもらえればいいなと思う」と答えた。そして、今回のイベントについて質問されると「滅多にできない経験をさせてもらっている。河井継之助になり切った気持ちでいる。長く待ち続けた映画の公開だから、多くのかたに見てもらえるような原動力となれるように頑張りたい」と語った。

長岡地域振興局の伊野智彦局長

練り歩く様子

リバーサイド千秋に来客していた子どもにパンフレットを渡す様子

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