外務省の石月英雄参事官が、横田めぐみさんの拉致現場を視察

自民党県連筆頭副会長の柄沢正三氏(写真左)と新潟県警本部警備部参事官の小島敏行外事課長(写真右)

自民党新潟県議団は13日午前、外務省アジア大洋州局の石月英雄参事官を講師に招き、北朝鮮による拉致問題の講演会と、横田めぐみさんが拉致されたとされる新潟市立寄居中学校からの帰宅路を視察をした。視察には、県会議員18人が参加した。

視察では、横田さんが在籍していた中学校から自宅までの帰宅路と海岸までの道を歩きながら、新潟県警本部警備部参事官の小島敏行外事課長が、当時の拉致現場の状況や、横田さんの行動などを石月参事官と参加した県会議員へ解説した。視察後、自民党県連筆頭副会長で、「北朝鮮に拉致された国民の救出を支援する新潟県議会議員の会」会長の柄沢正三氏は「当時13歳、中学1年生の横田さんの足跡を辿ってきたが、彼女がこれまで家族に会えていないと思うと、沈痛の思いで言葉が出ない。必ず拉致問題を解決し、家族を再開させる強い決意をした」と話した。

小島敏行外事課長(写真左)の解説を聞く、外務省アジア大洋州局の石月英雄参事官(写真右)

なお、石月参事官を招いた講演会は非公開で行われたが、経済制裁、新型コロナウイルスの影響、近年の台風による被害が三重苦となっている北朝鮮の現状などの情報の共有されたという。また、石月参事官へ対し柄沢氏は「安倍政権下では長年北朝鮮へ圧力をかけてきたが、それに合わせて今後菅政権では対話もしながら、アメリカを中心とする国際協調のなかで拉致問題を打開できる道を探ってもらいたい。菅政権下で一刻も早く解決し、全員の帰国を力強く進めていってもらいたい」と話したという。

講演会の様子

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