「新しい時代の憲法を整えないといけない」麻生太郎自民党副総裁が講演会で言及
塚田一郎衆院議員の事務所、塚田一郎事務所は18日、政治資金パーティー「つかだ一郎君激励の集い」を新潟市のホテルで開催し、麻生太郎自民党副総裁を招いて時局講演会を行った。
麻生副総裁は、憲法改正について触れ、「日本海側は中国、北朝鮮、ロシアといった日本と友好関係があまりよくない国に囲まれている。みんな原子爆弾を持っている。憲法には、侵略してこない善意の人ということを前提にして書かれているが、ロシアのウクライナ侵攻でそういう国ではないということが如実に現れている。新しい時代に合った憲法を整えないと安全・安心は守れないのではないか。これが憲法改正の前提だ。憲法改正は参院選の大きな争点になる」と語った。
また、「今回の参議院は岸田内閣が発足してから8か月経っているので、それなりの評価が参議院で問われることになる。たしかに衆議院と違って、参院選は政権選択の選挙ではないが、過去の参院選で自民党が負けた次の衆院選はほとんど自民党が惨敗している。したがって、何としても自民党は参議院で安定した議席を得なければならない。新潟の衆議院は新区割りで1議席減ったが、参議院で奪還してもらいたい」と話した。
一方、7月10日投開票の参院選候補予定者の小林一大氏が決意表明を行ったほか、来賓として、新潟県の花角英世知事、新潟市の中原八一市長などが挨拶に立った。
また、塚田一郎衆院議員は新潟支部の参院選選挙対策本部長として挨拶した。
「参院選は厳しい戦いになる。私もかつて参院選候補として、新潟全県区の戦いに臨んだが、残念ながら新潟県の参議院の自民党の議席は空白であり、その責務は私が負っている。何としても新潟選挙区で小林一大候補予定者に議席を奪還してもらわなければならない」と話した。
(文・撮影 梅川康輝)