関越自動車道の直下をトンネル状に、国土交通省北陸地方整備局などが安全祈願祭
国土交通省北陸地方整備局、東日本高速道路株式会社新潟支社などは18日、関越自動車道六日町地区函渠(かんきょ)工工事の安全祈願祭などを新潟県南魚沼市で開催した。安全祈願祭の後に工事に関する説明が行われた。
函渠(かんきょ)工とは、ボックスカルバート(コンクリート製の箱状のもの)のこと。工事場所は関越自動車道六日町インターチェンジ付近で、関越道の直下にボックスカルバートを入れる工事と、六日町インターチェンジとの結合工事が令和8年7月5日まで行われる。
この工事の特徴は、関越自動車道の通行を止めずに施工することで、関越自動車道の直下にトンネル状の通路を造ることにある。
国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所の木村祐二所長は「八箇峠道路はトンネルを抜いたことで飛躍的に交通アクセスがよくなった。残りの1.9キロメートルが六日町インターチェンジ直接つながるため、より一層利便性が高まることが期待される」と話した。
一方、来賓の南魚沼市の林茂男市長は、「八箇峠道路が開いたことで、南魚沼市と十日町市は一気に気持ちも関係も近くなった。この工事は十日町市民のみなさんにとっても本当に悲願だと思う。我々も一緒に進んで行きたい」と挨拶し、十日町市の関口芳史市長は「十日町市と南魚沼市は非常に親しくお付き合いがある。新5区の新潟県の豪雪地帯を世界に発信していく時に、我々の移動をスムーズにしてくれる上沼道の1日も早い整備が望まれる」と話した。