「必要なのは大和魂」新潟市中央区で政治団体「参政党」が街頭演説
政治団体「参政党」は19日、新潟市中央区において、参政党の神谷宗幣事務局長と参政党の吉野敏明共同代表、参政党の遠藤弘樹氏が街頭演説を行った。7月10日投開票の参院選に向け、遠藤氏の応援演説を行った。
新潟駅南口前けやき通り付近の交差点に止めた街宣車の上に立った神谷事務局長は、7月の参院選挙について「(参議院選挙の)投票に行って、自分たちの思いをなんらかの形で示してください」と投票を呼び掛けた。
神谷事務局長は演説の冒頭、昨今の世界情勢を受けた憲法改正の話題に触れ、「今までもチャンスはあったはずだ。政治が私たちの手の届かないところにどんどん遠ざかっているように感じられる」と訴えた。続けて神谷事務局長は、「世界の経済はずっと成長している。コロナでも成長している。日本だけが成長していない。もしくはマイナスに落ちている。だからこの数十年で日本の経済力が4分の1くらいにまで落ちている」と話した。
また、神谷事務局長は、物価高や円安について触れ、苦境に立たされている現状について言及し、「10年前より国民は苦しいのだから、これを何とかして欲しいって声は高まっている。それを拾い上げる政党がなかった。私たちはそんな状況を見るに見かねて、参政党を作った」と話した。神谷事務局長の党設立の経緯に対して、演説に集まった人たちは拍手を送った。
続いて、吉野共同代表は、「今の、この国の一番の問題は善意のある人が悪意に加担してしまっていることだ。もっと悪いのは、悪意があることがわかっているのに、さらに自分たちが金儲けをしようとし、地位を維持しようとしている人がいること。そういう人たちに負けない国民に戻らなければいけない。そのために必要なのは「大和魂」だと私はずっと言ってきている」と話した。
遠藤氏は、「応援ではなくて、1人1人が自分の心で、頭で考えてこれからの日本がどうするのか考えていく、僕らだけではなく皆さんの1人1人の気持ちが変われば、この国は絶対に変わります。良いも悪いも、両方頭に入れてほしい。そうしなければ、自分たち1人1人で考えることはできない。みんなで考える情報を提供しあって、皆さん1人1人が考えることに意味があるんです」と語った。
なお、7月の参議院選新潟選挙区は19日までに、4選を目指す立憲民主党の現職森裕子氏、自民党の新人小林一大氏、NHK党の新人越智寛之氏、政治団体「参政党」の新人遠藤弘樹氏の4人が立候補を表明している。