「国民の生命を守るための厳しい判断の連続だった」菅義偉前総理大臣が新潟県長岡市で演説
自民党の鷲尾英一郎衆院議員の後援会は19日、菅義偉前総理大臣を招き、新潟県長岡市のアオーレ長岡で長岡駅前演説会を開催した。鷲尾衆院議員のほか、7月10日投開票の自民党参院選候補予定者の小林一大氏なども参加した。
菅前総理は「昨年は緊急事態宣言の連続だった。国民の生命を守るための厳しい判断の連続でもあった。その中でやはり、新型コロナ対策はワクチン接種で終えるしかないと判断した。
国民の皆さんに1日100万回の接種をお願いした。結果として、6月は100万回、7月150万回など当初予定をはるかに超えるスピードで接種が進み、厚生労働省から10万人を超える人の感染を防ぐことができたと発表された。私はその時、日本人は本当に素晴らしいと思った。世界でもいつの間にか日本が先頭に出てきたことも事実だ」と話した。
また、「私は携帯電話の料金の値下げも実行した。今までは競争がなく、料金も世界でも一番高く位置づけられていた。3年前の官房長官の時に、4割程度は引き下げられると講演で発言した。しかし、なかなか動かなかった。そこで法令を改正し、違約金をやめさせるようにしてようやく競争が始まった。昨年5月に1,570万台が新しい料金体系に移り、それだけで約4,300億円家計の負担が軽減したと総務省が発表した。今年の3月には3,
710万台が新しく変わっており、さらに多くの軽減に繋がっている」と語った。
一方、鷲尾衆院議員は「この参議院選挙こそ新潟の未来を決める大事な選挙だ。政治はパフォーマンスではなく、生活だ。我々が悪戦苦闘して、ほんの少しでも皆さんの生活を良くしたいというのが政治の原動力だ」と語った。
また、小林候補予定者は「パフォーマンスや批判ばかりの野党に6年間の議席を渡すのか、私と花角英世知事、市町村と連携をしてふるさとをもう一歩前に進めることができるかを選択する選挙だ」と話した。