新潟県三条市の三条商工会議所青年部がクラフト黒ビール「いっちょめぇ」を企画

 

記者会見の様子。挨拶する三条商工会議所青年部の新保智也会長

新潟県三条市の三条商工会議所青年部(新保智也会長)が企画した三条市の繁華街、本寺小路限定のクラフト黒ビール「いっちょめぇ」が17日から本寺小路の飲食店10店舗で発売された。来年3月までバー、スナック、居酒屋などの限定で飲むことができる。

三条商工会議所青年部は新型コロナウイルスの影響で甚大な被害を受けている飲食店を盛り上げるために加えて、新保会長が「文化」と言う三条市の夜の繁華街、本寺小路が活性化することが重要であるとの考えから、プロジェクトが今年4月ころから進められてきた。

製造は三条市の隣の見附市の地ビール醸造所「ミツケローカルブルワリー」が担当。「二次会の一杯目のビール」という青年部のコンセプトと、ものづくりや鉄のまちという三条市のイメージを形にするため、鉄の錆びを表す赤黒い黒ビールを開発した。また、比較的甘さが出やすい黒ビールをホップを多めに使用することで、すっきりとした中にもくせのある味わいに仕立てた。また、三条市産の米粉も使用しているという。

三条商工会議所まちの活性化委員会の小林秀徳委員長は「『いっちょめぇ』という商品名は
、三条の方言で一人前という意味であり、先輩から後輩へ言う言葉。年代的にも我々青年部が街を支えていく世代であり、一人前になるという意気込みを込めたのと、後輩に言えるようになりたいという思いから付けた」と話す。

また、商品のPRポスターは10枚あり、1店舗に1枚づつ貼る。県内の女性の後ろ姿を写したもので、ポスター上にQRコードが印刷してあり、スマートフォンで読み取るとYouTubeにリンクする。YouTube動画でポスターの女性が振り返り、一言をしゃべるというユニークな取り組みも行っている。

小林委員長は「10店舗すべて回らないと女性の顔は見られない。黒ビールも飲みやすいので、ぜひ、店を利用して自分のお気に入りの人を見つけてほしい」と話していた。

醸造所での1回の仕込む量が330ミリリットルで450本だということで、来年までに1800本の販売を目指している。希望小売価格は1本1,000円(税込み)。

ミツケローカルブルワリーの中嶋正和店長は「ローストした麦などは原材料費が高く、量も多くないので価格は高くなる。今後、定番化すれば価格も抑えられる可能性はある」と話していた。

記者会見会場の「クラブパープル」のママがクラフト黒ビールをつぐ

クラフト黒ビール「いっちょめぇ」

 

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