新潟市西区で国勢調査員を装った「かたり調査」と疑われる事案が発生
新潟県は20日新潟市西区で、国勢調査の調査員を装い、調査票の回収及び金融機関の口座情報などの個人情報を聞き出す事案が発生したと発表した。
18日、国勢調査員が調査区内の未回答世帯を訪問したところ、9日に国勢調査員を名乗る男性1人が訪問してきたと世帯主が話したという。男性の特徴は、身長165センチメートルほど、年齢は60歳代ほどで、腕章と国勢調査鞄は持っていなかったが、名札らしきものを身につけていた。男性は調査票を回収し、氏名、住所、年齢、生年月日、世帯人数、どこの金融機関に口座を持っているか聞いた。
県は、国勢調査では調査員が、年金、預金額、クレジットカード番号、マイナンバー、銀行口座などの個人情報を聞くことはなく、調査員が訪問した際には、腕章と調査員証の確認をしてほしいと注意を呼びかけている。また、不審な調査活動に気がついた際には県の統計課、または、市町村統計主管課への連絡してほしいとも呼びかけた。