「抑止力は戦争を止める力」安倍晋三元総理大臣が新潟県上越市で街頭演説
自民党の安倍晋三元総理大臣は23日、参院選新潟選挙区に立候補している自民党の新人、小林一大(かずひろ)氏の応援で新潟入りし、新潟県上越市で街頭演説を行った。当日は多くの聴衆が集まった。
安倍元総理は「今でもロシアによるウクライナ侵攻は続いているが、アジアに引き寄せて考えなければならない。ヨーロッパにとっての脅威はロシア1か国だが、日本にとってインド太平洋地域の脅威は何か。それはロシア、中国、北朝鮮だ。みんな核保有国だ。その中で、私たちはしっかりと守り抜いていかなければならない。私たち自身が努力をしなければならない」と話した。
続けて、「2015年に私たちは平和安全法制を作って、集団的自衛権の行使を可能にしたが、こんな法律を作ったら戦争に巻き込まれると言っていた人はどう反論するのか。結果は逆だ。お互いに行使ができるようになれば安全だ。あの時反対していた人たちは責任を取ってもらいたい。自由や人権を共有する国々と強調しあいながら、この地域を守っていく。これが強い抑止力になっていく。抑止力は戦争をする力ではない。戦争を止める力だ」と語った。
また、自民党の高鳥修一衆院議員が挨拶したほか、小林一大候補が自民党の議席奪還へ向けて決意表明を行った。