新潟県でツキノワグマの肉の出荷制限指示が一部解除

新潟県は22日、県内(佐渡市と粟島浦村を除く)で捕獲されたくまの肉について、上越市と十日町市で出荷制限が解除された、と発表した。

平成24年5月と11月に実施した肉の放射線物質検査のサンプル調査で食品衛生上の基準値(100Bq/kg)を超えたことから、同年11月5日付けで原子力災害対策特別措置法第20条第2項に基づき、原子力災害対策本部長から出荷制限指示を受け、くまの肉は出荷できない状況。

こうした中、流通させたいという要望があり、また平成26年以降の調査で100Bq/kgを超えた調査結果はないことから、県の定める出荷・検査体制を整えた2施設を対象に制限を解除した。

対象となる地域は上越市および十日町市で狩猟されたくまの肉(ただし県の管理下において放射性物質検査を実施し100Bq/kgを超えないもの)。対象となる食肉処理施設は、柿崎ブーシェリー(上越市柿崎区)、雪国 Base(十日町市)。時期については、狩猟期間(猟期は原則11月15日から翌年2月15日)のみとなる。

なお出荷制限指示については継続している。

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