元参議院議員・中山恭子さんが新潟市で講演
内閣総理大臣補佐官、国務大臣(公文書管理・拉致問題担当)などを歴任した、元参議院議員の中山恭子さん(80)の「文化のプラットホーム日本」をテーマにした講演会が17日、新潟市の新潟ユニゾンプラザで開かれた。
講演の前半で中山さんは、参議院時代に強く関わりがあった拉致問題に対して、「日本は拉致に対しての認識が、国際社会の中でも特に甘い。国民一人一人が真摯に向き合わなければ、問題の解決は難しい」と話した。 講演の後半では、「文化のプラットホーム(プラットホーム=駅)・日本」というテーマについて、国際文化交流の必要性や、日本の持つ独特の文化と可能性について語った。
文化交流の形として、具体的に「芸術」が取り上げられ、これらの構想で立ち上がったプロジェクトとして、「ヨコハマトリエンナーレ」などが挙げられた。こうした取り組みについて中山さんは、「これから先もこのような国際文化交流を通じて、国際貢献に取り組んでいきたい」と語った。