新潟アルビレックスBB選手のプレーを間近で体感、新潟県燕市で「新潟県ゆめづくりスポーツ教室」が開催
新潟県は26日、分水総合体育館(新潟県燕市)において、プロバスケットボールチーム「新潟アルビレックスBB」の選手による小中学生を対象とした男子バスケットボール教室を開催した。県が取り組んでいる「新潟県ゆめづくりスポーツ教室」の一環で行ったもので、燕市内のバスケットボールチームに所属する小学校4年生から中学校1年生まで男子約40人が参加し、プロ選手2人から直接指導を受けたり、プレーを間近で見たりする体験をした。
講師として訪れたのは、新潟アルビレックスBBの星野曹樹(もとき)選手と遠藤善(ぜん)選手で、2人は新潟県出身。ドリブルやパスなどの基礎練習や、プロ選手2人と対戦するゲーム形式のトレーニングなどを行い、参加した子ども達はプロ選手とのふれあいに真剣に取り組みつつ、笑顔を見せていた。
講習後の挨拶で星野選手は、「自分もプロになり新潟に来て3年経ちますが、出来ないことが多い。この歳になって、プロになってもまだ自分の成長が楽しみ。それだけ努力していつも練習している。みなさんも頑張ってください」と話しエールを送った。
男子バスケットボール教室の開催にあたっては、燕市社会教育課が所管となり、燕バスケットボール協会と共に新潟県に働きかけて開催している。燕市は「新潟県ゆめづくりスポーツ教室」の開催を10年以上前から取り組んでおり、バスケットボール以外にサッカーや野球などの競技でも開催しているという。
新潟県燕市教育委員会の小林靖直教育長は、「名前のとおり、『ゆめづくり』ということで、プロの技術指導を通して技術だけではなく、子どもたちの将来の夢や日ごろの目標に向かって進む実践力を培っていただきたい。憧れを持っていただいて、バスケだけではなく、色々な活動に前向きに取り組んでもらいたい」と話した。
燕バスケットボール協会の大岩勉会長は、「バスケットを大好きになってもらい、底辺を拡大することが一番の目的。これまで開催してきて、選手に憧れて努力して頑張っている子どもが何人も出ている。こういった機会をきっかけにして、憧れを持つ人が増えて欲しい」と話した。
また、大岩会長によると、8月11日に女子プロバスケットボールチームの新潟アルビレックスBBラビッツの選手を招いた「女子バスケットボールクリニック」の開催を予定しており、さらに11月には分水総合体育館を会場とした新潟アルビレックスBBラビッツ公式戦の開催を予定しているという。
(文・撮影 中林憲司)