29日に電力がひっ迫する恐れ、東北電力株式会社(仙台市)などが「需給ひっ迫準備情報」を告知
東北電力株式会社(仙台市)と東北電力ネットワーク株式会社(仙台市)は27日、29日における東北6県と新潟県の電力需給バランスについて、エリア予備率が5%を下回る予想となっていることから「需給ひっ迫準備情報」を知らせた。
29日は高気温となる予報があり、冷房の高稼働などが予想されるため、電力需給バランスが非常に厳しい見通しとなっているという。29日の使用率ピーク時(16時30分から17時)における電力需給バランス予想によると、予想最高気温は31.7度で、エリア電力需要は1,169万キロワットに対して、エリア供給力は1,217万キロワット。エリア予備率は4.1%となっている。
東北電力ネットワークは今後、国や広報機関、他の一般送配電事業者と連携し、需給状況改善のための追加供給力対策の準備を進め、安定供給に努めるとしている。
顧客に対しては、熱い時間帯には適切に冷房などを活用し、水分補給を行うなどして、熱中症にならないよう注意を呼び掛けるとともに、「使用していない部屋や廊下の照明を消す」「冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎない」など、無理のない範囲でできる限りの節電を要請している。