東北電力が東北大学ベンチャーパートナーズ社と連携
東北電力株式会社は26日、東北大学ベンチャーパートナーズ社が運営する「THVP-2号投資事業有限責任組合」へ投資することを決め、同日、同社と同組合への加入契約を締結したと発表した。
同組合は、Society5.0(※1)の社会構築に資するロボティクス、ヘルスケア、AI、IoTなどの「デジタルイノベーション」に関わる分野を戦略的投資領域としており、東北大学に加え、東北6県および新潟県の国立大学などの研究成果を事業化するスタートアップ企業(※2)を主な投資先としている。
また、運営会社である東北大学ベンチャーパートナーズ社は、東北大学などの研究成果の事業化を支援するために設立された東北地域最大のベンチャーキャピタルで、新産業を創出することによりイノベーションを推進することを目指している。
一方、東北電力は、「東北電力グループ中長期ビジョン」において、「スマート社会実現事業」を成長事業と位置付け、東北電力グループだからできる価値の創造・提供を通じて、東北6県および新潟県における様々な社会課題を解決することで「東北発のスマート社会」の実現を目指している。そのためには、地域に根ざした東北発のスタートアップ企業と連携していくことが重要となる。
こうした中、同社では今回の投資を通じ、東北発スタートアップ企業との連携・協業を進め、新規事業・新規サービスを創出していくことで、「東北発のスマート社会」の実現に向けた取り組みを加速していく。
(※1)仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会。当社が目指すスマート社会と同義。
(※2)新たなビジネスモデル開発や市場開拓により、イノベーションを生み出すことで、短期間で成長することを目指す企業。