新潟県の花角英世知事が夏場の電力需要ひっ迫やマスク着用について発言、熱中症予防のため適切なマスク着脱を推奨
新潟県の花角英世知事は28日、定例記者会見を開き、夏場の電力需要ひっ迫やマスク事情などについて答えた。
東北電力株式会社が「29日に電力がひっ迫する恐れがある」としたことについて花角知事は「まだ特定の時間帯を指して節電を要求されるような事態には至っていないが、しっかりと情報を確認していきたいと思う」と話す。
つづけて猛暑が予想される今夏の対策について「(節電要請の)時間帯が特定されるような段階までくれば、最大限やれる事をやらなくてはと思う。これから行われる(県の)施策の中には、企業の省エネ設備への転換支援制度も盛り込んでいるので、電気を喰わない設備の使用や形態に変えて行く事は重要。県として取り組めることは、最大限行っていく」と語った。
一方で、夏場のマスク着用に関しては熱中症のリスクもあることから、国では状況による着脱を推奨し、県でもそれに準じているが、花角知事は「(マスクを外しにくいことは)日本社会の同調圧力の強さみたいなものがベースとしてあるのかもしれない。過剰な同調圧力のようなものは、考え直さなければと思う。特に新潟県は、非常に慎重あるいは周りを気にする気質があるかもしれないので、もう少し丁寧に適切なマスクの使用を県から発信していきたい」と話した。