「日本を守るための備えをしなければならない」高市早苗政調会長が新潟県上越市で応援演説
自民党の高市早苗政調会長は28日、参院選新潟選挙区に立候補している自民党の新人、小林一大(かずひろ)候補の応援で新潟県入りし、新潟県上越市で応援演説を行った。当日は多くの聴衆が集まった。
高市政調会長は「参院選は政権選択選挙ではないが、現状は参議院では自民党は残念ながら過半数割れだ。公明党と力を合わせてぎりぎりの国会運営をしている。これから岸田内閣は迅速に非常に厳しい決断をしなければいけない。その時に、自民党は何としても参議院で過半数を獲得したいと思っている。特に新潟県は参議院の議席がない。参議院は新潟県全体を見る大事な議席で、貴重な1議席だ。小林一大さんは絶対に勝たなければいけない」と語った。
また、「『自民党はロシアのウクライナ侵攻に乗じて国防費を増やそうとしている。けしからん』と言っている政党があるが、冗談じゃない。去年の10月の衆院選の自民党公約を見てもらえば書いてある。NATO並みの対GDP比2%を念頭に防衛費を強化するとしっかりと明記してあった。これからの子どもたちのためにも絶対に備えなければいけないことだ。何も日本から先制攻撃をする話ではない。海外からミサイルが飛んできた時に何もしないで自滅を待つのは、日本国憲法の精神ではない」と話した。
続けて、「例えば、サイバー攻撃が先に起こったら自衛隊は何もできない。これを防ぐために、技術などを積み上げていかなければならない。特に日本は、核兵器を持っているロシア、中国、北朝鮮の最前線に国土を構えている世界でも稀な場所だ。だからこそ、日本を守るための備えをしなければならない」と話した。