新潟県と航空会社が協力して新潟空港をPRする県内巡回イベントを開催

新潟県内3箇所と会津を巡る新潟空港PRイベント

左から、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)関東支部新潟県地区委員会の石田克弥委員長、株式会社フジドリームエアラインズ(FDA)新潟空港支店の長谷香織支店長、日本航空株式会社(JAL)新潟支店の乃美恵輔支店長、全日本空輸株式会社(ANA)新潟支店の鈴木宏司支店長、新潟県交通政策局空港課の斎藤茂樹課長

新潟県と複数航空会社の関係者が一体となり新潟空港の利用促進を図る「新空プロジェクト」では11月1日から新たに、県内3箇所と福島県会津エリアにて新潟空港をPRする出張キャラバンイベントを順次開催する。

新潟空港は新型コロナウイルスの影響により、今年度4月の新潟空港国内線利用者数は前年度同期の約11%、5月は約5.5%にまで落ち込んでいたが、現在は国内線全22往復中14往復までが復旧し、9月の利用者数は3万3,830人と、前年同期比の35.4%、10月5日から18日の間の利用者数は1万7,841人と前年度比47.8%にまで回復している。しかし一方で、航空関係者や旅行代理店などからは新潟県民による利用が少なく、県内の旅行マインドの回復が進んでいない現状があるとの声が大きい。

これを受けて、新潟県は今月7月からスタートした「新空プロジェクト」の一環として新たに11月1日から12月中旬にかけて上越、長岡、新潟、福島県会津を巡り、新潟空港をPRする出張キャラバンイベントを開催する。プロジェクトには引き続き国内航空会社5社(全日本空輸株式会社=ANA、日本航空株式会社=JAL、株式会社フジドリームエアラインズ=FDA、IBEXエアラインズ株式会社、Peach Aviation株式会社)が協力する。

一般社団法人日本旅行業協会(JATA)関東支部新潟県地区委員会の石田克弥委員長

イベントは航空機利用へ対する安心感、新潟空港のアクセスの利便性、空港利用マインドの醸成をテーマにし、旅行代理店に対面で旅行の相談ができるブースや、親子で楽しみながら商品の当たるサイコロゲームコーナーの設置、航空機の安全性と旅先での感染予防を告示啓発するコーナーが設置される予定。

会場は、第1回が11月1日に直江津ショッピングセンター・エマール1階。第2回が15日にリバーサイド千秋にて開催。第3回が29日に万代シティバスセンタービルにて開かれる。いずれも開催時間は10時から16時まで。第4回は12月中旬に福島県会津エリアで開催を予定している。

一般社団法人日本旅行業協会(JATA)関東支部新潟県地区委員会の石田克弥委員長は「ここ1、2ヶ月はGo toトラベルキャンペーンの影響で個人旅行は大きく伸びている。しかし、法人旅行や修学旅行は約半数が取り消しになっており、対前年50%にまで回復しているJATA会員企業は未だ存在せず、まだまだ旅行業界は厳しい状況が続いている。地域経済活性化のためにも、わざわざ羽田空港など他県空港へ行くことなく、利便性の良い新潟空港から発着できる旅行商品を航空会社と協力して造成していきたい。県民の皆様にはこのイベントに参加していただき、『安心安全、便利な空の旅』への理解を深めてもらえたらと考えている」と意気込みを話した。

 

Instagramで新潟空港を舞台としたフォトコンテスト

「新空プロジェクト」は同時に、新潟空港の認知拡大のため、SNSによる新潟空港を舞台としたフォトコンテストの開催も発表した。これは、新潟空港の魅力的なスポット・風景の写真をSNSのInstagramに投稿するイベントで、募集期間は10月30日から11月30まで。新潟空港のInstagram公式アカウント「niigata_airport」をフォローし、「#新潟空港フォトコン2020」をつけて投稿することで参加できる。

コンテスト入賞者の作品は12月11日に特設サイトに掲載され、2万円分のJTB旅行券やバスセンターのカレーなどの商品が送られる。

 

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