「私の責任においてしっかり立ち上げたい」二階堂市長、新潟県新発田市の二階堂馨市長が4選目の出馬表明
新潟県新発田市の二階堂馨市長は30日、任期満了に伴う11月の新発田市長選挙への立候補を正式に表明した。2010年の初当選から連続3期を務めている二階堂市長は4選を目指す。
二階堂市長は4期目の出馬を決意した理由について、後援会から出馬要請を受けたことと、健康上の不安が無くなった点を挙げた。二階堂市長は、「今月に入って後援会の3役のみなさんと話し合いをし、出馬の要請をいただいた。また1週間ほど前、人間ドックの内容をもとに主治医に相談したところ、健康上は問題がないとのことだったので、4期目に出馬したいと決意した」と話した。
また、4期目で取り組みたい事について二階堂市長は、やりかけの仕事があるとして、脱炭素社会への推進、新発田産品におけるオーガニック化への取り組み、企業の誘致活動などを挙げた。
脱炭素社会への推進については、「カーボンニュートラルに対しては、少し対応が遅かったという反省がある。環境基本計画がもうすぐ出来る。ここから今度は遅くなった部分を盛り返していかなければならない」と話した。
続けて、「米の輸出や新発田牛のブランド化に取り組んできたが、オーガニックへの取り組みについては、やっと着手した段階で、まだまだハードルが高い。私の責任において立ち上げた限りは、しっかりとしたものを残さなければ無責任だと思う」と決意を語った。
二階堂市長は現在70歳。2020年10月にはすい臓を患い入院した過去がある。今回出馬決定においては、主治医から問題ないと判断されたことが「最後の決断の事項だった」と明かした。
任期満了に伴う新発田市長選挙は、11月13日告示、11月20日投開票となる。30日現在、他に出馬の意向を表明している人はない。