ダイニチ工業株式会社(新潟市)が2021年3月期第2四半期決算(非連結)を発表
ダイニチ工業株式会社(新潟市南区)は30日、2021年3月期第2四半期(2020年4月1日から9月30日)の決算(非連結)を発表した。
売上高は62億9,700万円(対前年同月比10.8%増)、営業利益は△6,700万円(前年同期は△3億4,600万円)、経常利益は300万円(前年同期は△2億6,400万円)、純利益は△1,300万円(前年同期は△2億円)となった。
第2四半期は、暖房機器および加湿器の販売店への商品導入期にあたるため例年、売上高は僅少だが、この第2四半は、感染症予防の需要増加による加湿器の販売増加が全体をけん引し、売上高は前年同期実績を上回った。
暖房機器
主力商品の石油暖房機器は、今期、幅広い年代の方にとって「よりわかりやすい」ことを重視し、操作ボタンや表示部の視認性と操作性を向上させた10機種を発売した。このほか、3枚の動くフラップ(快温トリプルフラップ)と2枚の固定ルーバを搭載し足元から部屋を効率よくあたためるSGXタイプを始め、全13タイプ38機種の商品を販売して冬の需要期に備えている。
電気暖房機器では、3(トリプル)安全装置付きセラミックファンヒーター2機種を販売し、脱衣所やキッチンなどスポット暖房の需要に対応している。
環境機器
加湿器は、ハイブリッド式加湿器のLXシリーズとRXシリーズに新機能「おやすみ快適」を搭載したほか、HDシリーズパワフルモデルに面倒な手入れを楽にする「カンタン取替えトレイカバー」を搭載するなど全機種において商品力を向上させ、全4シリーズ20機種の商品を販売している。
燃料電池ユニットは、昨年10月から受託生産を開始したため、この第2四半期においても売上高が発生している。
その他
加湿器のフィルター販売やコーヒーメーカー販売が堅調に推移したが、スモークマシンなどの製品の販売が減少し、その他の売上高は前年同期実績を下回った。
通期の業績予想については、売上高190億円(対前期比0.9%増)、営業利益5億2,000万円(同188.9%増)、経常利益5億5,000万円(同147.7%増)、純利益4億円(同244.8%増)を見込んでいる。