亀田製菓株式会社(新潟市)、2021年3月期第2四半期決算(連結)を発表

亀田製菓株式会社(新潟市江南区)は30日、2021年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

売上高は488億9,800万円(対前年同期比0.5%増)、営業利益は16億6,600万円(同18.8%増)、経常利益は21億5,100万円(同27.2%増)、親会社株主に帰属する純利益は15億5,600万円(同30.9%増)となった。

 

売上高

主力ブランドの「亀田の柿の種」、「ハッピーターン」、「つまみ種」、「亀田のまがりせんべい」、「ソフトサラダ」、「ぽたぽた焼」、「技のこだ割り」、「揚一番」が前年同期を上回った一方で、「うす焼」、「手塩屋」、「堅ぶつ」、「ハイハイン」は積極的な販売促進活動などが一巡した結果、前年同期を下回った。

海外事業については、新型コロナウイルス感染症拡大によるロックダウンの発令などにより、各国において一時的に操業停止などを余儀なくされたが、主要拠点と位置付ける北米のMary’s Gone Crackers, Inc.は、生活必需品との位置づけから操業を継続するなど、総じて安定した業績を確保。また、これまで講じてきた新規取引先および販売エリアの拡大効果や、家庭内消費と備蓄意識の高まりに伴う需要増加も相まって、海外事業の売上高は前年同期を上回った。

食品事業は、個人消費を中心に備蓄需要が拡大し、長期保存できるアルファ米やロングライフのアレルゲンフリー玄米パンなどが好調に推移し前年同期より売上高は伸びた。

 

営業利益

スーパーマーケットやドラッグストアを中心としたコロナ禍の巣ごもり需要による増収効果に加え、これを契機とした家飲み需要の拡大に伴い、主力商品の「亀田の柿の種」に加えて、つまみ系商品が好調に推移しプロダクトミックスが改善。一方、依然として外出自粛や移動制限の動きなどもあり、百貨店向けや土産物を扱う子会社の販売が低迷した結果、国内米菓事業の営業利益は前年同期を下回った。

海外事業については、新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、かねてより進めてきたMary’s Gone Crackers, Inc.の構造改革効果と、LYLY KAMEDA CO., LTD(カンボジアの輸出向け米菓製造販売会社)の事業の安定化によって増益を確保した。

加えて、食品事業も長期保存食の備蓄需要などが拡大した結果、グループ全体では前年同期から増益を確保した。

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