しばた・せいろうプラグラミングコンテスト2020の表彰式が開催
新発田市プログラミング教育推進協議会主催の「しばた・プログラミングコンテスト2020」の表彰式が3日、新発田市生涯学習センターで開かれた。
コンテストは、小学校プログロミング教育の必修化にあたり、新潟県内の小学生のプログラミング技術向上と意欲醸成のために開催され、新潟県内7つの市や町から36名の応募があった。表彰式では受賞者に賞状と記念品が手渡されるとともに、実際の作品紹介が行われた。
創造性豊かで高いクオリティーの作品が多数
新発田市市長賞を授賞したのは、御免小学校5年岡本璃旺さん。作品名は「ねこの冒険(新発田編)」。主人公のネコが新発田市にて、様々なミニゲームをクリアしながら、エンディングを目指すゲームだ。凝った戦闘シーンの演出と、複数のミニゲーム、ストーリーの独創性が評価された。
聖籠長賞を授賞した、二葉小6年長谷川瑞紀さん。作品名は「角度を変えてゴールを目指せ!!」。落ちてくるボールを反射する台の角度を変えて、ボールをゴールに導くゲームだ。計算の複雑さやゲーム性が評価された。
新発田市教育委員会教育長賞を授賞した、外ヶ輪小6年神田侑里阿さん。作品名は「新発田市のいいところって?」。新発田市の良いところをテンポよく紹介したノベルゲーム風の作品。新発田市のことがよく調べられており、独特のユーモアセンスが光った点も評価された。
他にも、技術賞は廣橋拓巳さん、アイデア賞は岡田龍之介さんが受賞した。
閉会の挨拶で運営は、「素晴らしいクオリティの作品ばかりで、審査がとても大変だった。今後プログラミング的思考を用いた創造が必須となる社会となるだろう。今回参加してくれた子どもたちには、プログラミング的思考力、最後までやり遂げる粘り強さ、発想力が身についている。こうした能力を活かして、より良い社会をみなさんでつくっていただきたい。私たちも全力で後応援する」と、未来をつくる若者に対するエールを送った。
国内ではIT人材不足が深刻化しており、今後もますますIT人材不足に拍車がかかる見通しだ。そんな中、昨今のプログラミング教育における、機運の高まりは目を見張るものがある。このイベントのような、民間団体と市が一体となり、若年者教育を施すことは、今後の経済を支える重要な施策の一つとなるといえる。