第7波の到来は?最近の新型コロナウイルス感染者動向を新潟県福祉保健部感染症対策・薬務課に聞く
最近の新潟県内の新型コロナウイルス感染者は150人前後で推移しており、今年1月からの第6波のピークよりは大幅に減少したが、全国的には東京都の4日の感染者数は2,772人で、先週より1,255人増えた。一部では、第7波到来の懸念もささやかれている中、実際の感染者の動向はどうなのか。新潟県福祉保健部感染症対策・薬務課に聞いた。
新潟県福祉保健部感染症対策・薬務課の山田洋子参事は、「新潟県の感染者数は、ずっと先週より少ない数字が続いていた中で、ここ最近、前の週を上回る数字が出ている状況になってきている。まだ、先週よりも少ない日もあったり、多い日もあったりしており、上がったり下がったりで、まだ、増加傾向にあるとは言い切れる状況ではない。今のところ、これが第7波と言うには判断が付きかねる状況だ。これからの状況を見ていくことになる」と語った。
また、「新潟県では、他の都道府県でも20件ほど出ているオミクロン株の中の別の型(BA5など)が7月1日に出た。今までのものより感染性が高いと言われているが、重症化するとは言われていない。基本的な感染対策やワクチン接種などで対応をお願いしたい。先週より多かったのがどんどん増えていけば、どうなっていくかは分からない」と話した。
(文・梅川康輝)