アクシアル リテイリング株式会社(新潟県長岡市)第2四半期決算、第2四半期としては過去最高の実績に

原信

スーパーマーケット「原信」「ナルス」「フレッセイ」などを展開するアクシアル リテイリング株式会社(新潟県長岡市)は4日、2021年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。売上高は1,290億7,300万円(対前年同期比8.8%増)、営業利益71億5,200万円(同56.6%増)、経常利益74億6,900万円(同59.0%)、親会社株主に帰属する純利益50億円(同62.6%増)と、第2四半期連結累計期間としては過去最高の実績となった。

 

スーパーマーケット事業

スーパーマーケット事業の売上高は1,287億6,500万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は69億3,500万円(同61.1%増)となった。

来店客数は、帰省回避や夏季の催事・祭りの中止などの新型コロナウイルスの影響から既存店で前年同期に比べて2.5%減少したものの、近年の新規出店店舗が好調であった効果から全店では前年同期に比べ1.5%の減少に止まった。一方買上点数は、来店時のまとめ買いや内食・中食需要の高まりに加え、猛暑の影響が押上げ原因となり全店での合計では前年同期比で8.9%増加した。

また一品単価に関しても、外食を控える分付加価値の高い商品の需要があり、食品全般について一品単価を押し上げ、この結果全店では前年同期と比べて1.8%増加した。買上点数と一品単価がともに前年同期を上回ったことから、客単価も全店では前年同期比で10.9%の増加となった。加えて売上総利益も、緊急事態宣言下での販売数量増加に伴う商品回転率の向上と値下げ廃棄の減少で、前年同期に比べ0.7ポイント増加し26.5%となった。

 

情報処理事業、印刷事業、清掃事業

その他の事業(情報処理事業、印刷事業、清掃事業)の売上高は24億9,500万円(対前年同期比3.1%減)、営業利益は2億2,600万円(同15.5%減)となった。

情報処理産業においては、主力であるスーパーマーケット事業向けの販売が、情報システムや情報機器の受注が減少。外部顧客向けの販売も納期に至った受注案件が比較的小規模中心であった。この結果、売上高は前年同期と比べ6.6%減少し、営業利益は、人員強化による人件費の増加もあり前年同期比で50.6%減少した。

印刷事業は、主力であるスーパーマーケット事業向けの販売が緊急事態宣言期間におけるチラシの自粛などにより印刷物の納入が減り、外部顧客向け販売も同様に各種媒体、イベント関連の受注が減ったため、売上高は前年同期比で15.7%減、営業利益も前年同期比で63.9%減少した。

一方、清掃事業は安定した受注を受け売上高が前年同期比で5.0%増加し、営業利益は前年同期と比べて63.9%増加した。

また、2021年3月期通気連結業績予想も修正した。5月1日に公表した前回発表予想値は、売上高2,420億円、営業利益83億円、経常利益85億円、親会社株主に帰属する純利益55億円を見込んでいたが、今回、売上高2,500億円(前回公表から3.3%増)、営業利益107億円(同28.9%増)、経常利益110億円(同29.4%増)、親会社株主に帰属する純利益67億円(同21.8%増)に修正した。

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