飲食店などを手掛ける株式会社グラーツィエ(新潟県長岡市)の破産手続開始が決定、県内49件目の新型コロナウイルス関連破たん
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社グラーツィエ(新潟県長岡市、設立2012年、佐々木哲也社長)は、6月23日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。なお、破産管財人には船山尚吾弁護士(船山法律事務所、新潟県長岡市)が選任されている。負債総額は約3500万円。
(株)グラーツィエは、長岡市で飲食店「地中海バルMANGIA」及び「ニックロック」の経営を手掛け、肉料理や酒類の提供を行い、地元の一般顧客等を対象に営業を展開していた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や時短営業の影響もあり、集客が落ち込んでいたもので、2021年2月頃に「ニックロック」、2021年10月頃に「地中海バルMANGIA」を閉店していた。その後も業況に好転の兆しは見られず、この度、破産による会社整理に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは49件目となる。