新潟市の万代島で「にいがた環境フェスティバル2020」が開催

水素を燃料にして動くバス「SORA」

新潟県は8日、新潟市万代島多目的広場で「新潟環境フェスティバル2020」を開催した。「新潟の未来の環境をみんなで考えよう!」を合言葉に、環境について楽しく学ぶことのできるブースが多数出店された。

木の小物作り、マイ箸づくりなどの、環境を学べる体験コーナーや、ガソリンを使わず水素や電気を燃料にして走行する次世代自動車、地球温暖化対策をテーマにしたげゲームなどが展示され、多くの来訪者で賑わった。

実際に多くの家族連れの親子が散見され、皆楽しそうにブースを散策する様子も伺えた。

地球温暖化をテーマにしたVRゲームをデモプレイするスタッフ

新潟県では、カーボン・オフセットを推進している。カーボン・オフセットとは地球温暖化対策の一つで、企業活動や日常生活などで排出されるCO2(二酸化炭素)吸収量に見合うような温室効果ガス削減活動に投資し、埋め合わせる(オフセットする)という考え方だ。こうした投資の一部は、森林整備などに役立てられる。また消費者も、カーボン・オフセットを活用した商品を購入することで、環境貢献活動を行うことが可能だ。

こうした中、新潟県カーボン・オフセット制度を、将来世代を担う若年層を中心に広く発信・周知するため、新潟県と県内にある専門学校の新潟コンピュータ専門学校、日本アニメ・マンガ専門学校の生徒が、普及啓発用のVRゲームを共同で制作し展示していた。

実際に地球温暖化をテーマにしたVRゲームを制作し出店ブースでゲームを紹介していた新潟コンピュータ専門学校の生徒は、「VRゲームを通して、多くの人が環境について興味をもってくれれば良いと思っている。なによりも自分たちの制作したVRゲームを体験して、多くの子どもたちが笑顔になってくれたことが嬉しい」と話した。

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