「うなぎのぼり神社」新潟県阿賀野市の「瓦テラス」に神社が建立され、竣工祭が執り行われる
株式会社つかさコーポレーション(新潟県阿賀野市)は16日、新潟県阿賀野市の「瓦テラス」敷地内に建立された「うなぎのぼり神社」の竣工祭を執り行った。
「うなぎのぼり神社」は阿賀野市のさらなる地域発展を願い、株式会社つかさコーポレーションが建立した神社。古来より長物(長い生き物)は、食べると縁起が良く、長寿になると言われているという。元気に長生きして欲しいとの願いも込められ、立ち寄ってくれた顧客の運気上昇と、長寿を願うべく建造したという。
神社の見所は、安田瓦の粘土で焼き上げた愛らしいうなぎの形をした本尊が安置されている。そして、燕三条の色付きチタンで作成した壁掛け。さらに、飛鳥時代から続く、日本の伝統技法で作られた組子の欄間(らんま)が特徴だ。神社の横に設置された看板には、QRコードが書かれており、スマホなどで読み取るとおみくじが引ける、「デジタルおみくじ」がある。これは新潟県内の神社では初の試みであるという。出た運勢によって、「あがの夢うなぎ丼」や大きすぎる笹だんごとして各所で取り上げられた「岩松のお母さんの笹団子」、「阿賀野高校商店とのコラボ商品」が当たる。あがの夢うなぎは、瓦テラスで食べる事ができ、販売も行っている。また、WEBの「新潟親心お届け便」や新潟市内の伊勢丹百貨店の1階でも購入できる。
「瓦テラス」には県内唯一のうなぎの養殖池が併設されており、活きの良いうなぎを味わうことができる。「瓦テラス」は、土日になると1日約300人の客入りがあり、土用の丑の日には、うなぎを求めて多くの客が訪れるという。
つかさコーポレーションの齋藤貴司取締役社長に今回の神社の建立について聞くと「地域発展のために作ったものなので、たくさんの人に来てもらえればいいなと思う」と話した。
「瓦テラス」について聞くと、「瓦テラスは、今のところ県内で唯一うなぎを養殖してその場で食べられる店になっている。これから、夏が本格化するにつれ、どんどん(うなぎの)需要が高まってくると思う。どんどん(瓦テラスに)足を運んでほしいと思う」と語った。
(文・撮影 児玉賢太)