海上自衛隊の護衛艦「きりしま」が新潟東港東埠頭(新潟県聖籠町)で一般公開
自衛隊新潟地方協力本部(新潟市中央区)は16日、新潟東港東埠頭(新潟県聖籠町)において、海上自衛隊の護衛艦「きりしま」の一般公開を行った。家族連れなど多くの人が訪れ、「きりしま」の上甲板を歩いたり、写真撮影をしたりして楽しんだ。
護衛艦「きりしま」の一般公開は自衛隊への理解と興味を深めてもらい、自衛隊員の募集広報につなげる目的で開催したもの。岸壁では陸上自衛隊の軽装甲機動車や高機動車の展示のほか、広報ブースにおいて自衛隊員募集の説明なども行った。
「きりしま」一般公開では上甲板を歩き、速射砲など一部の装備品を見学することができる。速射砲を3方向に作動させるデモンストレーションでは、見学者からは拍手が沸いていた。また、見学者からの質問に対し隊員が説明している様子が見られた。
護衛艦「きりしま」は、海上自衛隊において、初めてイージス武器システムを搭載した「こんごう型護衛艦」の2番艦。弾道ミサイルや潜水艦に対して高い対処能力を持ち、日本の防衛の第一線で活躍している。基準排水量は7,250トン。全長は161メートルで、最大幅21メートル。約300人の乗員を収容することができる。
護衛艦「きりしま」のような大型の艦船が新潟県内に入港する機会は年に1、2回程度とのこと。自衛隊新潟地方協力本部は、「この機会に来ていただき、自衛隊への理解などを深めてほしい」と呼びかけていた。
護衛艦「きりしま」の一般開放は、17日まで開催している。(17日の開催時間は9時から16時まで)
(文・撮影 中林憲司)