株式会社コミテック(新潟県南魚沼市)が事業を停止
東京商工リサーチ株式会社新潟支店によると、株式会社コミテック(南魚沼市、資本金6,400万円、坂友正行社長、従業員50名)は、10月31日に事業を停止し、事後処理を小島啓弁護士(三宅坂総合法律事務所=東京都千代田)ほかに一任した。負債総額は推定3億円。
1987年12月設立の自動車部品製造業者。当初はカメラ部品製造を手掛けていたが、後に自動車部品販売を行う株式会社ニッセイ(現:株式会社アルペックス、横浜市)の部品製造を開始したのをきっかけとして、自動車部品製造に業態を転換した。
また、1995年5月にはニッセイが同社を買収し、これ以降は同社の製造子会社として稼働し、主にオイル冷却装置を製造。2019年3月期には売上高8億9,800万円を上げたが、受注環境の急激な変化により、2020年3月期の売上高は7億4,618万円に落ち込み、当期純損失4,557万円を計上するなど、業績は急激に悪化。この後も業況に好転はなかった模様で、10月末を以って事業を停止し、今回の措置となった。