新潟県小千谷市にサテライトオフィスを開設した株式会社あわえ(徳島県)が、新潟県の佐久間副知事および小千谷市の大塚市長へ表敬訪問
地方自治体と連携して企業誘致などを行う株式会社あわえ(徳島県)は25日、新潟県小千谷市にオフィスを開設したことに伴い、新潟県庁を訪れ、新潟県の佐久間豊副知事と小千谷市の大塚昇一市長と面談して小千谷市進出の報告を行った。
あわえは全国の地方自治体と連携し、企業のサテライトオフィス誘致を中心とした地方創生事業などを手掛けており、全国約260の自治体との連携している。
あわえの小千谷市における事業については、2021年の始めころに小千谷市から声をかけ、2021年度から連携がスタートした。そののち、小千谷市がテレワークステーションおぢや(新潟県小千谷市)を開設するにあたって、サテライトオフィス誘致により力を入れていく意向が高まったことなどから、あわえとの連携協定を締結。この度、あわえ社員が常駐する小千谷オフィスを開設するに至った。小千谷オフィスでは、テレワークステーションおぢやの管理運営業務や、小千谷市と連携した企業誘致支援業務などを行っていく。
佐久間副知事は、「新潟県は人材の面で、関東に人が出ているが、Uターンを希望する人もいる。また、新潟県人は粘り強く離職率も低い。そういったところを(誘致企業に)宣伝してください」と話した。
あわえは佐久間副知事との面談後に記者会見を行い、小千谷市への進出を決定した理由について吉田基晴(もとはる)代表取締役は、「一番の理由は、小千谷市から熱心に声掛けいただいたこと。そして、小千谷市における一次産業のウェイトの高さは、日本においては貴重なことであり、今後価値を持っていくことで、この地域がこれからの日本の在り方を体現していき、そこに私たちもご一緒できるのではないかという期待を持った」と話した。
記者会見に同席した大塚市長は、「地域活性化に向けてお互いに知恵を出しながら、どうやったら元気が出ていくかを共に力を合わせて、汗をかいていこうということを確認させていただいているところ。地方の人口減少や少子化は大きな課題となっており、どうやったら地元の子供たちが、地元で明るく楽しく働けるかというところを、大きな課題にしている。(あわえとの連携により)IT人材を育てていただき、職場を確保していきたいと思っている」と話した。