立憲民主党新潟県連が前知事の米山隆一氏の推薦を決定
立憲民主党新潟県連は23日、設立大会後初めての常任幹事会を新潟ユニオンプラザで開催し、組織体制確立のための規則を制定したほか、次期衆院選の新潟5区からは前新潟県知事の米山隆一氏を推薦することを決定した。
県連会長の西村智奈美衆院議員は冒頭の挨拶で、「全国での新型コロナウイルス感染者が1日2,000人を超える中で、菅内閣は後手に回っている。休業手当や休業支援金を受け取りながら『これからどうなるのだろう』と不安に思っている人は多く、我々はそうした生活者一人一人に寄り添った政治をやっていくことが重要だと考えている。過度な“自己責任”に頼るのではなく互いに協力していくことを地域での活動などを通して政策提言していきたい」と話した。
同様に菊田真紀子衆院議員も冒頭挨拶にて「菅政権はコロナ対策を自助に任せで、なんのために政府と政治が存在するのかが問われている。特に医療従事者にとって現在は絶望的な状況。私たちがしっかりと地域の声を拾い上げて、今の経済政策だけを重視する政権へ提言していくが役割だと思っている」と話した。
会は冒頭以外非公開となったが、設立後初めての幹事会だったため、組織体制確立のための各規則の提案と承認が主な内容だったという。また終了後の記者会見にて西村議員は衆院選についての質問を受け「5区から米山隆一氏を党本部へ推薦することを今回の幹事会で決定した。(米山氏の推薦について)今回の会議内では特に異議や意見は出なかった」と答えた。一方で、2区については意見交換にとどまり、具体的な決定はされていないという。
加えて、西村議員は次の衆院選に関して「私たちが合流新党となったのは、野党第一党として与党に対して明確な対立軸を示し、そして新たな政権交代の担い手となることを目指すため。そのため、今日の決定を受けて次の総選挙へ向けた足場固めをしていきたい」と今後の意気込みを語った。
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