「ピッツェリア薪と石」など飲食店経営の株式会社育味FOODS(新潟県南魚沼市)が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社育味FOODS(新潟県南魚沼市、設立2007年7月2日、資本金900万円、齋木功社長、従業員4人)は14日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。なお、破産管財人には高橋信行弁護士(高橋信行法律事務所、新潟県長岡市)が選任された。負債総額は推定1億1,000万円。
南魚沼市で飲食店「ピッツェリア薪と石」および「かま炊きめしや・こめ太郎」の経営を手掛け、「ピッツェリア薪と石」はピザやパスタ、「かま炊きめしや・こめ太郎」は釜めしや定食などを提供し、地元の一般住民や観光客を対象に営業を展開、2019年6月期は8,644万円の売上高を計上していた。しかし、採算的には恵まれず、245万円の赤字計上を余儀なくされていた。
つづく、2020年6月期においても、売上高は7,617万円に落ち込み、前期に続き赤字を計上し、債務超過額は9,852万円に膨らんでいた。その後も業況に好転材料は乏しく、2022年1月には社長が除雪作業中に死亡する事故があり、社長不在の状況にあったもので、4月28日に新潟地裁長岡支部より黒岩海映氏が仮代表取締役に選任されていたが、今回の事態に至った。