新潟県がサル痘に関する情報連絡室会議を開催、県福祉保健部松本晴樹部長「必要以上に怖がらないようお願いしたい」
新潟県は26日、サル痘に関する情報連絡室会議を新潟県庁で開催した。会議では、25日に国内で初めて感染者が確認された「サル痘」に関する情報共有のため、庁内の関係部局の職員が集まった。
5月以降、欧米を中心とした国際的なサル痘の感染拡大が続いている。サル痘の潜伏期間は、7日から14日間と比較的長い潜伏期間で、症状の出現から、発疹がなくなるまでは感染させる可能性がある。人から人に移りやすい感染症ということはなく、かなり濃厚な接触がある場合に感染リスクが発生するという。
県福祉保健部の松本晴樹部長は「聞きなれない感染症ではあるが、初報告から年月が経っていることから研究や対処方法が確立された感染症。天然痘のワクチンが発症および重症化予防に有効とされている。日本国内でも生産されており、備蓄もある」と会議の中で説明した。
また会議後、記者からの取材に応じた際には「脅威としては、コントロールできるものだと考えている。県民の皆様には冷静に対応し、必要以上に怖がらないようにお願いしたい。ワクチンや医療体制も整っている感染症なので、そこは安心していただければと思う」(松本部長)と県民へ呼びかけた。