新潟県ITイノベーション拠点「NINNO(ニーノ)」開設、5G実証開発も

「NINNO(ニーノ)」オープニングセレモニーの様子

新潟県ITイノベーション拠点「NINNO(ニーノ)」のオープニングセレモニーが26日、新潟市のプラーカ2で行われた。ニーノという名前は「NIIGATA(にいがた)」と「INNOVATION(イノベーション)」を掛け合わせたものだという。

プラーカ2のオーナー企業である木山産業株式会社が、5Gの開発実証実施と、新潟県を牽引するIT関連企業の集積させるため、プラーカ2の2階部を大規模改修しオープンした。オフィス専用施設のほか、共用部には幅14メートルの大規模スクリーン、カフェ、会議室、個室ワーキングBOXなどを設置し、入所企業がイノベーティブに活動できる空間となっている。

共用部については、2021年3月まで5G開発実証場所としての利用が主となり、4月以降は共用部にコワーキングスペースを設置し、入居企業や利用者相互間の事業構築を促していくという。

木下産業株式会社の木下光代表取締役社長

オープニングセレモニーの開会挨拶にて木山産業株式会社の木山光代表取締役社長は、「どうしても皆様のパワーを集めてスタートさせたいという思いから、コロナ対策を万全にした上でお集まり頂きました。ニーノのようなビジネス拠点は世界では当たり前にありますが、新潟では初の試みです。ここがイノベーターを生み出す拠点として新潟の発展に繋がって欲しいと考えています」と、ニーノに対する思いを話した。

来賓として参加した新潟県の佐久間豊新潟副知事は、「まずは最先端のビジネス拠点が新潟に完成したことをお祝い申し上げます。新潟県は県内産業活性化のため、次世代技術の支援や、若者や女性にとって魅力的なIT企業の誘致に積極的に取り組んでいます。また、IT企業の集積するイノベーション拠点の整備について支援しているところです。ニーノはそのシンボル的な拠点であり、これを機に、新潟に人と企業が集まることを期待したい」とニーノに対する期待感を述べた。

入所者代表挨拶ではフラー株式会社の渋谷秀太代表取締役会長は、「こうした施設を用意して下さった木山さんに、入居者を代表してお礼を申し上げます。こうしたイノベーション拠点を通して、多くの起業家やビジネスが生まれることを期待しています。ここから皆さんで新潟を盛り上げていけたらと考えています」と話した。

なおニーノには、フラー(株)、(株)BSNアイネット、(株)ソルメディエージ、(株)ハードオフコーポレーション、(株)イードア、NTTコミュニケーションズ(株)、(株)ネクストステージの7社の入所が決定している。

NINNOロゴ

 

◎プラーカ2
〒950-0911 新潟県新潟市中央区笹口1丁目2−2

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