「高い人気を誇る都道府県アンテナショップ」東京都表参道新潟館ネスパスの売れ筋ベスト5
施設の老朽化に伴い、2023年の12月中に閉店することを発表した新潟県の情報発信拠点「表参道・新潟館ネスパス(東京都渋谷区)」に、閉店発表後の変化や売れ筋商品ベスト5を聞いた。
今年、4月と5月の売り上げは、いずれも上がっていて、昨年と比べて4月は約1割、5月は約4割の売り上げを伸ばしたという。これは、閉店が決まったから伸びているという影響は少なくて、去年と比べて、社会情勢的に店舗に顧客が来やすくなっているからだろうとネスパスの小河原太郎副館長は分析する。去年の4月はまん延防止等重点措置があり、5月は緊急事態宣言が籠なされ、極端に外出しづらい状態が続いていた。店舗型は苦戦を強いられていたが、今年に入ってコロナウイルス感染者数の減少の影響もあって、店舗型には顧客が戻ってきている状態だそうだ。
表参道・新潟館ネスパスの今年6月の人気商品は、5位「株式会社ゆのたに(新潟県魚沼市)」の「特別栽培魚沼産コシヒカリ2kg」、4位「株式会社三幸(新潟県聖籠町)」の「サーモン塩辛200g」、3位「阿部幸製菓株式会社(新潟県小千谷市)」の「柿の種のオイル漬け にんにくラー油」、2位「株式会社港製菓(新潟市東区)の「笹だんご(こしあん)」、1位「株式会社セイヒョー(新潟市北区)」の「笹だんご(つぶあん)」となっている。
表参道・新潟館ネスパスの小河原太郎副館長に、コロナウイルス感染拡大などの影響を聞いてみると「影響はあるのだろうけど、顕著に客足が減ったという感じはない。コロナウイルスよりも、最近の猛暑で客足が鈍っているという感じはある。売上自体は、去年の同じ時期より上がっている」と話した。続いて、利用する顧客の層を聞くと、「ファミリー層というより、夫婦で買い物に来ている人が多い。年齢層は、若い人からお年寄りまで幅広い年代のかたにご利用いただいている」と話した。
新潟館ネスパスの1日の来客数は約2000人。都道府県のアンテナショップの中では4位という高い人気を誇っている。
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