新潟県村上市の高橋邦芳市長が定例会見
新潟県村上市の高橋邦芳市長が定例会見を行い、以下の項目を発表した。
主な項目
村上総合病院の開院について
厚生連 村上総合病院が12月1日に移転新築し開院する(外来開始は12月3日)。県北の基幹病院として、救急告示病院、災害拠点病院、へき地医療拠点病院に指定され、地域医療の重要な役割を担う。
病床数は263床あり、診療科目は内科、小児科、外科、神経内科、脳神経内科、産婦人科、耳鼻咽頭科、眼科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、歯科口腔外科、放射線科、リハビリテーション科、心療内科、麻酔科、救急科、総合診療科、緩和ケア科。
またドクターヘリ受け入れのための屋上ヘリポートが設置されている。
むらかみ病児保育センターの開所について
12月1日に病児病後児保育施設としては、坂町病院、佐藤医院に続く、市内3か所目の「むらかみ病児保育センター」が村上総合病院に併設される形で開所する。
定員が6人で、対象児童は生後6か月から小学校6年生まで。開所時間は午前8時から午後6時。土日祝および年末年始は休所となる。
村上市救急ワークステーション業務開始について
村上総合病院に併設された、村上市救急ワークステーションが12月3日の診療開始にあわせ、業務を開始する。質の高い医療サービスを提供するため、村上総合病院と連携しながら、救急救命士が病院ないで実習を行い、救急救命士の知識と技術の向上を図る。また大規模災害が発生した場合は、村上総合病院のDMATとともに災害現場位に出動し、活動する。
さらに高規格救急車1台を配備し、119版通報があった場合は、救急出動するという。
新潟食料農業大学との包括連携協定について
新潟食料農業大学(胎内市)と村上市は、食や農業に関する産業振興や人材育成、農山漁村の地域振興などを目的に12月18日包括連携協定を締結する。
村上市は、村上牛、塩引き鮭、北限の茶など食材の宝庫だが、農林水産業の担い手不足や高齢化などの問題を抱えている。こうした中、人材育成やスマと農業も含めた新たなチャレンジなどに連携して取り組んでいく。
東京都港区との「間伐材を始めとした国産材の活用促進に関する協定」の締結について
10月28日、村上市は東京都港区と、「間伐材を始めとした国産材の活用促進に関する協定」を締結した。
港区での国産材の活用を通じ、村上市などを始めとする協定自治体(全国81自治体)は、森林整備(伐採後の再植林や間伐など)、林業の活性化などを目指していく。
木製玩具(つみき)の配布について
幼児期より木の手触り、香り、温もり、質感などを感じてもらうため、村上市に住所のある平成31年4月2日以降に生まれた子に、木製玩具を配布する。
玩具は、「サイコロつみき」(制作=Woodbox Tera)、「木製積み木セット」(制作=村上市森林組合)のいずれかから選ぶことができる。なおサイコロつきみは、今回のか配布事業のために新たに制作してもらったという。
村上市住宅リフォーム事業補助金について
住宅リフォーム事業補助金を、事業者が4月から早々に着手できるよう、市議会に提案したという。なお今年度は6回目となるが、総工事費が4億5,000万円を超える見込みで、大きな経済波及効果を生み出したという。
オンライン物産展の開設について
ヤフーショッピングモール内に村上市ご当地モール「新潟村上のいっぴん市」を開設した。また、11月24日から12月24日、来年2月1日から2月28日までモール上で割引クーポンを取得でき、お得に購入することができるという。
村上Sweetsプロジェクトの実施について
12月3日から来年2月まで市内の小中学校(20校)と村上中等教育学校の学校給食などで、ブルボン村上工場の「アルフォート」、お茶の常盤園の「村上茶アイス 煎茶味」、パティスリーマルヤの「王様のプリン」など地元産デザート・菓子を提供する。
このほか、スタンプラリーについて発表した。