NPO法人ミンナのチカラ(新潟県胎内市)が、ひきこもり支援拠点の内覧会を開催
特定非営利法人ミンナのチカラは29日、12月20日にオープン予定のひきこもり支援拠点『ミンナのCasa(カーサ)』の内覧会を開催した。
『ミンナのカーサ』は、ひきこもり状態の人が社会復帰を希望するような機運を高め、社会復帰を望む人がスムーズに復帰できるように支援をする施設で、行政では行うことができなかった個人に合わせた支援活動を展開する予定だ。また、同施設は胎内市で問題になっている空き家を再利用しており、地域活性にも貢献している。
ミンナのチカラの代表理事の速水隆氏は、「胎内市に住む15才以上のひきこもり人数は、現在確認されているだけでも約100名程います。統計データからみると、人口の割合的に、ひきこもりがあと200名はいてもおかしくないとも言われています。こうした人々が気軽に社会との繋がりを保てる場所が今まで胎内市内にはありませんでした。『ミンナのカーサ』は、こうした人々の社会との繋がりの一歩目になって欲しいという想いで開設に至りました。まずは、市民が誰でも気軽に立ち寄れる場所にしていきたいと思っています」と話した。
同プロジェクトの発案者で、スタッフも務める髙橋純子さんは、「『ミンナのカーサ』はひきこもりという区切りではなく、地域での支え合い活動の場として、お互い様という精神で運営していきたいと思っています。今はオープン前でガランとした間取りですが、手伝ってくれる方々や利用してくれる方々と一緒に暖かい空間を作っていきたいです」と話した。
ミンナのカーサは毎月、第3日曜日の14時から16時のみ営業する予定だ。オープン後、様子を見ながら営業時間や営業日を調整していくという。また、施設内に配置されるスタッフはひきこもり支援の研修を受けており、今後は行政や社会福祉協議会との連携も進めていく。
◎ミンナのCasa
新潟県胎内市新栄町1ー20
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