新潟県佐渡市が「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」内で「さどが島」を公開

島全体図(佐渡市提供)

新潟県佐渡市は10日から、任天堂株式会社のNitendo Switch(TM)専用ソフト「あつまれ どうぶつの森」内で、オリジナルのエリア「さどが島」を公開する。「どうぶつの森」内での島づくりは、離島の自治体として初の取り組みである。

「さどが島」は実際の佐渡島をモチーフにした地形の中に、GIAHS(世界農業遺産)に認定された「トキと共生する佐渡の里山」をイメージして製作した「棚田・田んぼアートエリア」や、佐渡金山をイメージした「金山エリア」など、佐渡に関連したコンテンツが配置されている。

また、市内の観光業従事者が独自に制作している「マイデザイン」を展示できるハブ施設を「さどが島」内に設置する予定で、市とプレイヤーが一体となって島を盛り上げていく「フェス参加型の島づくり」を実施していくという。

「棚田・田んぼアートエリア」はGIAHS(世界農業遺産)に認定された「トキと共生する佐渡の里山」をイメージして製作されている(佐渡市提供)

佐渡市は2011年6月に、石川県能登地域とともに日本初のGIAHSに認定され、2021年には10周年を迎えたが、特に若い世代への認知が進んでいない現状がある。また、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により遠方への旅行に行きにくい状況も続いており、佐渡市は新潟県のGIAHS担当者とともに、「あつ森」でのバーチャル観光地を企画したという。

佐渡市農業政策課里山振興係の宇治美徳氏は「“さどが島”には佐渡各地の観光地や街並みを再現しているので、コロナ禍が終息した後にゲーム内の風景と見比べるために佐渡に訪れていただけたらと考えている」と話した。

 

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