「にいがたお米プロジェクト」の出発式
ひとり親家庭などに毎月無料で米5キロを宅配
新潟市が支援する「にいがたお米プロジェクト」の出発式が18日、新潟東区役所で行われた。「にいがたお米プロジェクト」は児童扶養手当を受給する市民のひとり親家庭などに、毎月無料で米5キロを宅配する取り組み。新潟市の調査によると、ひとり親世帯の2人に1人は貧困といわれ、そのなかの1割の家庭は、満足に食料を得られていないという。このような事情を受け、今回のプロジェクトが発足。多くの市民団体やボランティアを中心に半年をかけて準備してきた。
今年度はモデル的に東区の100世帯を対象に、毎月1回5キロの米を、ボランティアが手渡しで届けるという。にいがたお米プロジェクトの二瓶千代喜会長は「利用者に寄り添いながら進めていきたい。この取り組みが新潟市全体に広がっていくことを願う」と話していた。