新潟市議会(12月定例会)が開会、中原八一市長が議案説明
一般会計補正予算などを審議する新潟市議会(12月定例会)が2日開会し、中原八一市長が提出議案の説明を行った。
一般会計補正予算については、「新年度に予定する工事の早期着手として、道路橋りょう、公共建築物の長寿命化や改修、修繕工事の前倒しを行い、年間の工事の平準化と経済対策を図る」としたほか、新型コロナウイルス対策分として、「教育のデジタル化を進めるギガスクール構想の下、家庭学習のための通信機器や指導者用端末の追加の調達に加え、放課後児童クラブへのWi-Fi環境の整備を行う」と語った。
また、(仮称)上所駅整備事業で、「概略設計の期間延長の必要から繰越明許費を設定する」と話した。
なお(仮称)上所駅については、今年6月に開催された新潟市議会の質疑応答によると、実現の可能性を検討するため、平成29年度にJR東日本と連携協定書を締結し、平成30年度、新駅設置の可能性を判断する基礎資料となる新たな需要把握の調査を取りまとめたという。その後、昨年、市が現地測量調査を行い、基本計画を取りまとめた。今年度は、新駅設置の推進に必要となる概略工事数量や概算工事費を算出するための調査設計を進めている。
場所については、市が昨年度、西跨線橋から信濃川右岸までの間、約600メートルを対象として、線路のカーブや勾配、埋設管などの支障物件を確認し、設置位置の条件などを整理した結果、西跨線橋の西側に設置されている地下横断歩道付近を新駅設置の範囲として検討を進めているという。
このほか、男性の育児休業取得の奨励金、中小企業の事業承継に係る計画策定支援、マイナンバーカードの交付のためのコールセンターなどの開設、ⅮⅤによる支援対象者の情報を他の業務システムに連携できるようにする住民記録システム改修などについて語っていた。
中原市長の説明全文は市のサイトで見ることができる。